Reflecting in the City~まちなかリフレクティング・トーク~に参加しました
2026年7月9日
7月5日に熊本市で開かれたReflecting in the Cityに参加してきました。
拘禁刑下での処遇として熊本刑務所がリフレクティングを取り入れ、刑務所内リフレクティング・カフェを設置するに当たって、重要な役割を果たされた熊本大学の矢原先生、熊本刑務所統括処遇官の桑原さん、コーヒーを介して犯罪被害者支援を行うNPO Coffee aid 2021の深迫祥子さんらからお話をお聞きすることができました。
矢原先生による進行は、いつものように、リフレクティングの精神を体現して、ゆったりと自由に話を聞き、考える間を保証してくださるものでした。
桑原さんの、無期懲役のような社会に戻る可能性の低い受刑者の方に対しても、認知行動療法を用いて再犯防止の働きかけを行うことの矛盾を感じている中で、リフレクティングに出会い、職員としても救われる気持ちになったとのお話はとても共感できるお話でした。また、導入期に、上司から、そんなにリフレクティングがよいものなら、最も困難だと思われていた受刑者にやってみろと言われ、実際に行ったところ、刑務作業を拒否していた受刑者の方が刑務作業に出るようになり、職員との関係もよくなったというお話は、ナラティヴ・セラピーのマイケル・ホワイトを思い起こさせるお話でした。
深迫祥子さんは、息子さんを交通事故で亡くされたことをきっかけにして犯罪被害者支援のNPOを立ち上げられたとのことで、その思いや活動内容はとても印象に残りました。どうしても深迫さんのコーヒー店カーメストコーヒーショップに行きたくなって、翌日にお邪魔させていただきました。深迫さんはお忙しくて少しお話しできただけでしたが、マスターであるご主人からコーヒー店を開いてNPOを立ち上げるまでの物語をお聞きできました。人を動かすものは、言葉であり物語なのだとあらためて確認できました。

